予防接種

予防接種イメージ

感染し、発症することで、重症化や流行化するおそれのある感染症に罹患するリスクをできるだけ低減させるために行うのが予防接種です。

なお予防接種とは、病原体(細菌、ウイルス 等)の病原性を極力弱めたり、無力化させてから必要なものだけを集めたりするなどして作られたワクチンを接種することをいいます。

このワクチン接種を行うことで、特定の感染症に対して免疫がつくようになれば、その後同様の病原体が体内に侵入したとしても、発症しにくくなったり、発症しても軽度な症状で済んだりするなど、重篤化するリスクを下げることにつながります。

このように予防接種は、ご自身の身を守るという意味において重要です。
そして多くの方々がワクチンを接種するようになって、集団免疫を獲得できるようになれば、ワクチン接種を打つことができない方々への感染リスクも低減するようになり、流行化させない等、社会を守るという側面もあります。

当院では、以下の予防接種を行っています。

インフルエンザワクチン

毎年冬から春にかけて流行するインフルエンザを予防するワクチンです。接種してから効果が現れるまでに約2週間かかり、効果は約5か月間持続するとされています。接種回数は1回です。

当院では2026年10月2日(金)から2027年1月30日(土)まで接種を行っています。ご予約は不要です。

近年は流行の立ち上がりが早まる傾向にあり、2025年は10月中に全国的な流行入りが発表されました。10月から11月中の接種をおすすめします。

【接種費用(税込)】

  • 65歳以上の方(岡山市に住民票のある方):1,800円(岡山市の定期接種)
  • 上記以外の方:3,700円

60〜64歳の方でも、心臓・腎臓・呼吸器またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害がある方(該当の障害単独で身体障害者手帳1級程度)は、岡山市の定期接種の対象です(自己負担1,800円。手帳の写しまたは診断書が必要)。

岡山市からは接種券・問診票の送付はありません。本人確認書類をご持参ください。市民税非課税世帯・生活保護世帯等の方は、事前申請により自己負担が軽減されます。岡山市以外にお住まいの方は、お住まいの市町村の制度により取り扱いが異なりますので、窓口にてお尋ねください。

詳しくは、当院ブログ「10月2日(金曜)よりインフルエンザの予防接種を開始します」および岡山市の公式ホームページをご覧ください。

当院ブログ「10月2日(金曜)よりインフルエンザの予防接種を開始します」
岡山市「高齢者の定期予防接種 インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症」

肺炎球菌ワクチン

成人が発症する肺炎の原因菌で最も多いのが肺炎球菌で、日本人の死因第5位が肺炎となっているのですが、肺炎による死亡者の9割以上が65歳以上の高齢者です。

このようなことから当年度で65歳になる方および、60~64歳の方で心臓・腎臓・呼吸器などに重い障害のある方に関しては、肺炎球菌ワクチンの接種は定期接種となります。
この場合は1回限定ではありますが、対象者は23価肺炎球菌ワクチンを一部公費負担で受けられます。

ただし上記の対象となる方でも、これまでに23価肺炎球菌ワクチンを受けたことがあれば、定期接種の対象外となります。

なお任意接種扱いの方でも同ワクチンを接種することは可能(費用は全額自己負担)ですが、再接種を希望した場合、前回の接種から5年未満という場合は注射部位に強い痛みがみられるようになります。

岡山市の「高齢者肺炎球菌予防接種について」

新型コロナウイルスワクチン

新型コロナウイルス感染症の予防を目的としたワクチンとなります。
同ワクチンの定期接種の対象となるのは、65歳以上の方、もしくは60~64歳の方で、心臓、腎臓、呼吸器に機能障害があって日常生活が極度に制限される方、もしくはHIVによる免疫機能の障害で日常生活に支障をきたしている方が対象となります。
接種回数は1回となります。

定期接種の対象となる方につきましても、接種費用は一部負担することになります。

また定期接種の対象外の方に関しては、任意接種(自費)として受けることができます。

詳細につきましては、岡山市の公式ホームページをご覧ください。

帯状疱疹ワクチン

水ぼうそうの原因である、水痘・帯状疱疹ウイルスは症状が治まった後も体外へ排出されることはなく、神経節に潜むようになります。
その後、過労や加齢によって免疫力が低下すると同ウイルスは活性化し、左右どちらか片側の神経領域に沿って、ズキズキした神経痛のような痛みや皮疹(紅斑、水疱、痂皮 等)がみられるようになるのが帯状疱疹です。
皮疹の症状は3週間程度で治るようになっても、痛みはずっと続くことがあります。
この状態が発症から3ヵ月以上続くと帯状疱疹後神経痛と診断され、痛みを取り除く治療が必要となります。

同ワクチンは、帯状疱疹の発症リスクの低減、発症しても軽度な症状で済むようにするために行われるものですが、令和7年4月より、定期接種による帯状疱疹ワクチンが開始されました(一部費用助成)。

(定期接種の)対象となるのは、当年度で65歳になる方、60~64歳の方でHIVによる免疫機能の障害があって日常生活を送るのが困難とされる方となっています。
また令和11年度までの経過措置とはなりますが、当年度で、70、75、80、85、90、95、100歳になる方も含まれます。

なお帯状疱疹ワクチンは2種類(生ワクチン、不活化ワクチン)ありますので、どちらか選択しての接種となります。
接種回数は生ワクチン(ビゲン)が1回、不活化ワクチンが計2回(接種間隔は2~6ヵ月空ける)となります。
費用については、2回接種の不活化ワクチンの方が割高ですが、接種後1年で9割以上の予防効果があるとされ、5年経過時点でも9割程度の効果があるとされています。
一方の生ワクチンは、1回の接種で済み、費用もそれほど高くありませんが、予防効果は接種後1年で6割程度、5年時点では4割程度となっています。

副反応ですが、接種部位で、発赤、疼痛、腫脹、かゆみやチクチクする感覚がみられます。
また頭痛や発熱、倦怠感などの症状も現れます。
このほか、頻度は不明ですがアナフィラキシーがみられることもあります。

なお定期接種の対象外の方でも帯状疱疹ワクチンの接種は可能です(任意接種扱いで自費)。
ただし、生ワクチンの接種は50歳以上を対象とし、不活化ワクチンの接種対象は、50歳以上と18歳以上の方で帯状疱疹の発症リスクの高い方となっています。

岡山市の「高齢者帯状疱疹予防接種について」

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